近ごろ我が家の本棚とCDラックはすっかりキャパオーバーで、仕入れてきた新作達の行き場所を確保するのに四苦八苦…。見え方はあくまでもキレイに、かつデッドスペースは最小限に!。ちょっとしたジクソーパズル状態よ。じゃあ増やさなきゃいいんじゃないのぉ?…と思いつつ、そうは行かぬが私。好きな本や写真集、CDはやっぱり手元に置いておきたい衝動は押さえられましぇーん。
またまた懲りずに数冊の新作が我が家にやってきて…やってきて?って言うか連れ込んで!?、持ち込んで!?、買ってきて!?…まぁそんな感じ!?(笑)でジクソーパズルを開始。今回はちと大がかりになりそう…と一人ぼやきながら本を一度棚から出してみたの。そして久しぶりに手に取って、わぉ☆とトキメいた、かつての愛読書♪。「ぼくの哲学」。著者は、1960年代にポップアートを誕生させたアンディ・ウォーホル!。そう言えばウォーホルが亡くなってから今年で丸20年経つのね…。そんな事をしみじみ思いながら、何だかウォーホルに触れたくなって彼にまつわるモノを引っ張り出し始めたのでした。ジクソーパズルは一時休止!。永久休止はしないわよ(笑)。ちゃんとお片付けはしますぅ♪。
ウォーホルを初めて知ったのは、確か中学生くらいだったかしら。スーパーマーケットに並んでいるアメリカのスープ缶のラベルが並んでいる作品で、それが可愛いいな☆って思ったのが最初かな。何だか楽しい気分になってしまう作品が多くて、ウォーホルの魅力にはまっていった感じかしら。
ニューヨークに遊びに行った時に、ドラッグクイーンのショーを観に行ったの♪。お気に入りのアーティストの曲をかけて、とびきりのおしゃれとメイクをしたドラッグクイーンが、クチパクをしながらキュートに踊るのね!すっごく楽しいのよ!!。その中で私の好きなシンガーのビリー・ホリデーの曲で登場した一人のドラッグクイーンがいたの!。その人だけはなんとクチパクじゃないのよ!。なのにビリー・ホリデーと同じ声!!。あまりの圧倒的な迫力に感動して、涙が出てしまった程…。ジョイ・エリアス♪、あなたは最高よ!。
実はジョイは二度ほど日本でショーをしているの♪。もちろん全部行ったわ。ニューヨークのトライベッカの小さなクラブからブロードウェイのステージへ立ち、今はラスベガスでショーをやっているのよ!。ショーはホントに最高!そしてラッキーな事にジョイと話せる機会があったの!!。「どうしてあなたはそんなに素敵にビリー・ホリディを歌えるの?まるでビリーの生まれ変わりみたい!」。そう私が言った後、ジョイは「ウォーホルにも同じ事を言われたわ」って笑ったの!。えっ?なに、なに?。ジョイはウォーホルが仲が良かった先輩のドラッグクイーンに連れられて、ファクトリーでウォーホルに出会ったの。そこで歌を披露したんだって。その歌声を聴いたウォーホルは「とても素敵だよ!きっとビリーの生まれ変わりだね。ずっと歌い続けて欲しいな」とジョイに言ったそうなの。「本当にウォーホルの言葉は嬉しかったのよ。自信をプレゼントしてくれたの。だからずっと歌い続けるわ」。ウォーホルが聴いて感動した歌声を、私も感動しながら聴けた事がたまらなく嬉しかったわ!!。ウォーホルとジョイと私。世代も仕事も生き方も違うけど、点が線になるような贅沢極まりない、すごく素敵なエピソード☆。
多くの素敵な作品を残したポップアートの巨匠は、世界中の人に作品だけではない、たくさんのプレゼントを残してくれたのよね。
拝啓、アンディ・ウォーホル様。あなたの心からの一言で、歌い続けてくれているジョイ・エリアスに出会いました。素敵な歌声に感謝します。そしてあなたの感性を本当に尊敬します。東京の片隅から天国のあなたに愛を込めて…ありがとう!。
ウォーホルの哲学満載の一冊♪。シルクスクリーン制作だけにはとどまらず、自主映画を撮っていたり、本を書いたり、パーティを渡り歩いたりと正に有名人だったウォーホルは、1968年に銃で撃たれちゃうの。一命は取り留めるけど、その時に感じた事なんかをドライに書いてるわ。ウォーホルらしさってが伝わるって言うのかしら☆。出版されたのは1975年なんだけど、今読んでも新鮮♪
バナナどーん!(笑)のジャケットは、1967年に発売されたヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコのアルバム♪。ウォーホルのプロデュースのもと制作されて、ジャケットデザインももちろんウォーホル☆。ジャケットは時代感が反映されるでしょ。30年以上も前のモノだけど、今でもやっぱり好きだなぁ、このジャケット!
靴好きの私にはたまらないウォーホルの画集、「SHOES,SHOES,SHOES」 ☆。すっごく可愛いのぉ♪。もうひとつの「STYLE,STYLE,STYLE」もチャーミングな男性や女性、バッグやグローブが溢れていて素敵!。女性へのプレゼントでも可愛いわよね。
大好きなジョイ・エリアス♪。艶っぽい声と抜群の歌唱力でジャズを歌うのよ!。サインを書いてくれる時は必ずキスマークをつけてくれるの(笑)。また観にきてね☆、また観にくるわね♪の約束は守らなきゃ。いざ、ラスベガスへ!!かなぁ。あぁ、ジョイのショーで感動とハッピーに包まれたい!
この春にもウォーホル関連は新しくリリースされてるのよね☆この作品は、ウォーホルの友人の映像作家が回している、ドキュメンタリーフィルムね。あら、ジョン・レノンとヨーコだわ♪などなどウォーホルの素顔も垣間見れる感じ。パッケージデザインは、友達のグラフィックデザイナー、宮野琢也氏☆。たく、グッドジョブ♪
前面に顔が刺繍された肌ざわりが気持ちいいシルクカシミアのカーデは、なんと「ANDY WARHOL by cultura」というイタリアのブランド☆。前を開けて着るとターコイズカラーの柄に見えるけど、スナップをとめて着るとマリリン・モンローが登場!。ドゥドゥッピプー♪なセクシー風!?